これで解決! 給湯器が故障したときの原因と修理方法
2015/07/23
2019/06/14
ガス給湯器などでは冬場になって急にお湯が出なくなることがあります。故障だと思って業者に修理を依頼してみると自分でも直せるような故障だったりするものです。また、自分では全く歯が立たない故障に手を出して修理代が大幅にかさむことも考えられます。給湯器の故障は事前に知っておかないと損をするだけでなく事故につながることもあるのです。
この記事では、給湯器に関する故障の原因と修理に関してまとめました。
1.給湯器故障の原因
給湯器が故障するにもさまざまな原因があります。この項目で原因を知っておきましょう。
1-1.使い続けることで起こる劣化
給湯器は10年使い続けると寿命が来るとされています。給湯器が使えたとしてもリモコンが先にダメとなってしまうことも考えられるでしょう。部分的な場合は自分で修理したほうが修理代を安くすることができます。しかし、長年使っているものであれば買い替えたほうが総合的に安くなることを知っておきましょう。
1-2.手入れが行き届いてない
給湯器が外に備え付けられている人は掃除をこまめにしていますか。給湯器にごみやほこりがたくさん付くことで不具合が発生することがあるのです。
また、掃除は給湯器を長持ちできるポイント。しっかりと掃除をして故障しないようにしましょう。
1-3.機器の接触不良
暴風や動物などによるいたずらで機器の接触が悪くなることが考えられます。ちょっとした振動でも給湯器に支障が出ることもあるので注意しましょう。コードが外れているぐらいであれば自分で直すことができます。また、リモコン上にエラーコードが出ることもあるのでどういったエラーなのか確認しましょう。
2.給湯器を修理する方法
2-1.自分で直す
業者に依頼しなくても自分で修理できることがあります。フィルターのごみの詰まりや機器の接触不良などは自分で直せるので点検しましょう。また、給湯器の操作リモコンにエラーコードが出たときは指示に従って対応します。
2-2.業者に依頼する
自分でどうにもならない故障は担当メーカーや修理業者に依頼しましょう。エラーコードに従っても直らない・水が漏れ続ける・異臭がする場合は業者に修理を申し出たほうがいいです。また、何度も修理を依頼するようであれば給湯器の交換を申し出たほうが安くなります。
3.故障別の修理方法
3-1.お湯が出ない
お湯が出ない場合は給水元栓・ガス栓が閉じている可能性があるので確認しましょう。また、何の反応もない場合は電源プラグが入っていない可能性があります。電源を使わない電池タイプの場合は電池切れの可能性があるので変えてみましょう。
ガス給湯器の場合はガスがなくなって使えない状態も考えられます。修理ではなくてガス交換を業者に依頼しましょう。寒冷地や冬場では凍結によって流れにくい状況になっていることが考えられます。給湯・給水管の保温などを忘れないようにしましょう。
3-2.温度が不安定
ふろ温度の設定が適切でない可能性があります。また、浴槽の循環アダプターのフィルターにごみや髪の毛が詰まっている可能性があるので確認しましょう。掃除後にフィルターがきちんとはめるようにします。新たな故障の元となるので注意しましょう。給湯器の種類によっては、シャワーで断続的にお湯を出し続けると冷水を挟むタイプがあります。自分の給湯器やシャワーの機能を確認してみましょう。
3-3.リモコンにエラーコードが出る
まずは、落ち着いてエラーコードに従って問題を処理します。給湯の点火不足や途中消火の場合は電源を落とした後で解決することが多いです。また、ガス給湯器の場合はメーターがガスを遮断した可能性があるので確認しましょう。しかし、水位センサーやサーミスターなどのセンサー関係の異常は業者へ修理を依頼するほうが得策です。エラーコードが出たときには電源の入れ直しとガスメーターの確認、循環フィルターの清掃は自分でやってみることをおススメします。
3-4.水漏れする
水漏れが起こったときは、すぐにガス温水機器の水入り口元バルブを閉めましょう。機器内に高い圧力が生じて安全装置が誤作動していることがあります。水漏れする場合は長期間使用していないことが考えられるでしょう。長期間使用しない場合は温水機器本体から水を抜くようにしましょう。
また、住宅の北側に給湯器が設置されていると強い風に吹きさらしになって劣化していることが考えられます。年数によりますが熱交換器や各種水回路の接続が不良・劣化していることがあるのでチェックしましょう。基本的には修理が必要となり買い替えとの値段は場合によるので確認しておきます。部品を交換する場合は修理費とは別途に4~6万円必要になるのです。
3-5.追い炊きができない
給湯器で追い炊きができない場合はポンプの呼び水が不足していることで起こります。水が一定量ない場合は機能しないので注意しましょう。また、浴槽内のフィルターが汚れてしまい機能していないことが考えられます。ごみだけでなく垢(あか)や小さなお子さんがいる場合はおもちゃなどの詰まりもあるので確認しましょう。
4.業者を選ぶ注意点
給湯器が壊れても慌てずに対応したいもの。焦って怪しい業者に依頼するとトラブルがさらにひどくなることも考えられます。この項目では業者に依頼するときのポイントと注意点を紹介しましょう。
4-1.365日いつでも対応してくれる
水回りのトラブルですので対応が早くていつでも対応してもらえる場所が理想的です。自分で修理できる故障もありますが配管関係になると業者に依頼するようにしましょう。トラブルはいつ起こるかなんてわかりません。いつでも対応してもらえるのは重要なポイントとなります。
4-2.アフターケアが充実している
設置や修理に関してアフターケアが充実している業者を選びましょう。給湯器に異常があるときに素早く対応してくれます。故障には電気系統や配管など素人では対応できないものがあるのは事実。しかし、電源プラグが抜けている・掃除をしていなかっただけのトラブルもあります。
まずは、自分で点検することを忘れないようにしましょう。チェックしても改善がない場合は業者へ連絡します。
4-3.ネットで事前に評価を調べる
給湯器が壊れて慌てているときは、目に付いた業者へ依頼してしまうことがあるでしょう。しかし、依頼した業者が設置基準を知らなかったり、知識や技術がなかったりしてトラブルが悪化することも考えられます。慌てて業者に依頼する前にしっかり調べてから依頼しましょう。もしくは、給湯器を設置してもらった業者のアフターサービスがあれば活用してみます。また、飛び込みの営業や訪問販売などは契約しないようにするのがおススメです。
4-4.説明をしっかり求める
悪徳業者だと「修理できません」などと言って依頼者に説明しようとしません。給湯器について詳しい情報や機能について知らないことが多くても説明はきちんとしてもらいましょう。依頼者の質問に対して曖昧(あいまい)な返事をする業者は要注意。質問に対してきちんと返答できないのは知識やノウハウがないからです。きちんと説明できない業者に依頼すると一酸化中毒や無駄な費用がかさんでしまいます。
まとめ
この記事では給湯器の修理に関する情報をお届けしました。最後に、給湯器に関する大事なポイントをまとめておきましょう。
- 給湯器は自分でも修理・点検する。
- どうしても異常が改善されない場合は業者に依頼する。
- 故障の原因はさまざま。
- 配管関係は素直に依頼するほうがよい。
- 修理・故障に関してきちんと説明できない業者は避ける。
私たちの生活を支える給湯器。急にお湯が使えなくなると困りますし、操作リモコンにエラーコードが出ると慌てるもの。しかし、いきなり業者を呼ぶのではなく操作ガイドなどを読んで対応しましょう。
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