湯沸かし器が故障! 知っておきたい修理に関する5項目を紹介!
2017/09/29
2019/07/04
湯沸かし器が故障してお困りではありませんか? 湯沸かし器は給湯器とは違い、キッチンなど一か所だけにお湯を供給する装置のことです。お湯を使う量が多い家などでは、給湯器のほかに湯沸かし器を導入しているケースも多いのではないでしょうか。湯沸かし器が故障すると、たくさんの量のお湯を使うことができなくなり、生活に支障をきたします。また、故障の内容によっては事故が発生する危険もあるため、対処法をしっかりと知っておく必要があるでしょう。
この記事では、湯沸かし器が故障する原因や修理方法について詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、湯沸かし器の故障について知っておくべきことが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.湯沸かし器の故障について
まずは、湯沸かし器によくある故障やその原因、耐用年数などをまとめました。
1-1.よくあるトラブルと原因
湯沸かし器によくあるトラブルとその原因には、以下のようなものがあります。
- お湯も水も出ない:給水配管の凍結や配管の不具合、バルブの故障など
- 水は出るがお湯は出ない:ガスメーターの遮断やガス切れ、給水フィルターのつまりなど
- お湯の温度が安定しない:水栓金具または湯沸かし器本体の不具合
- 煙が出る:不完全燃焼
1-2.湯沸かし器の種類
湯沸かし器には、「元止め式」と「先止め式」があります。一般家庭によくあるタイプが「元止め式」で、湯沸かし器本体からシャワーノズルをとおして直接給湯されるしくみです。一方の「先止め式」は、湯沸かし器本体から水道管をとおして、別の水栓につながっているもののことをいい、業務用に多く使われています。
1-3.耐用年数
湯沸かし器の耐用年数は、一般的に10~15年といわれています。もちろん、使用頻度や使い方、メンテナンスの仕方などによって寿命に差は出るでしょう。しかし、多くの場合は10年以上経過すると、不具合が発生しやすくなります。不具合が頻繁に起こるようであれば、修理や交換を検討する必要があるでしょう。
1-4.まずはここをチェック!
湯沸かし器の調子が悪いとき、まずは以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 電源が入っているか
- コンセントが抜けかけていないか
- 給水管と給湯管が凍結していないか
- ガスレンジに火がつくか
ガスレンジの火がつかなければ、安全装置が作動している可能性があります。マイコンメーターの復旧操作をすれば問題が解決するでしょう。
2.湯沸かし器は修理できるのか?
湯沸かし器が故障した場合、自分で修理することはできるのでしょうか。詳しくご紹介します。
2-1.自分で修理できるのか?
不具合の原因によっては、自分で修理できる場合もあります。たとえば、フィルターにほこりがつまっていないか、コードが外れていないかなどをチェックしてみてください。ほこりを取り除き、コードを差し直すだけで問題が解決する可能性もあります。そのほかにも、給水管や給湯管の凍結や安全装置の作動など、不具合の原因になるものはいろいろありますが、原因が特定できない場合は自分で修理しないほうがよいでしょう。
2-2.修理できる故障やトラブル
湯沸かし器の故障やトラブルは、自分で対処できるものとできないものがあります。上記のように、原因を考えて対処しても問題が解決しない場合は、早めに業者へ修理依頼をしましょう。また、「湯沸かし器から煙が出ている」「異臭がする」という場合などは、自分で対処しようとせず、すぐに業者を呼んでください。
2-3.交換すべき状況とは?
湯沸かし器が故障したとき、修理か交換で迷う人は多いでしょう。その判断基準の一つが、メーカーや設置業者によって設けられた「保証期間」です。保証期間内であれば無償または低価格で修理してもらうことができます。しかし、保証期間を過ぎている場合は、部品の値段が上がっている可能性もあり、修理代が高くなるケースがほとんどです。結果的に「交換したほうが安い」ということになるでしょう。
3.湯沸かし器の修理について
修理の依頼先や工事にかかる費用などをご紹介します。
3-1.修理の依頼先
湯沸かし器が故障した場合、修理の依頼先にはガス会社・メーカー・給湯器業者の3つがあります。ガス会社やメーカーの場合は、業者探しをする手間もかからず安心感がありますが、割引がほとんどないという点がデメリットでしょう。給湯器業者の中には、修理や交換だけを専門としている業者もあります。メーカーや機種にかかわらず依頼できるという点もメリットでしょう。修理費用もリーズナブルで独自のアフターサービスなども提供しているため、大変おすすめです。
3-2.工事方法や時間・費用について
故障の内容や原因によっては、湯沸かし器の交換が必要になる場合もあります。その場合は、半日程度の時間があれば工事が可能でしょう。また、費用については技術料や部品代のほか、出張費などがかかることもあります。湯沸かし器本体に異常が見つからず、修理をしなかった場合でも、故障診断料や点検料を請求されることもあるのです。
4.湯沸かし器の修理業者を選ぶポイント
湯沸かし器の修理業者を選ぶ際のポイントや注意点をまとめました。
4-1.業者選びのポイント
業者選びの際には、以下のポイントを参考にしてください。
- 豊富な実績があるか
- 無料見積もりを受け付けているか
- 技術力があるか
- アフターフォローはしっかりしているか
- スピーディーな対応をしてくれるか
湯沸かし器が突然故障して使えなくなると、生活に支障が出ます。すぐに修理してもらえるよう、即日対応が可能な業者を選ぶのがおすすめです。
4-2.注意点
修理業者の中には、悪質な営業をしている業者も存在しています。たとえば、資格を持たない人が工事をする、法令を守らずに手抜き工事をするなどの業者もあるのです。そういった業者に依頼するとトラブルに巻き込まれる可能性があるため、十分注意して業者選びを行ってください。
5.湯沸かし器の修理に関するよくある質問
「湯沸かし器の修理について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.湯沸かし器と給湯器はどう違うのですか?
A.給湯器は家全体にお湯を供給する装置で、湯沸かし器はキッチンなどに取りつけて一か所だけにお湯を供給する装置のことをいいます。
Q.湯沸かし器から水がもれていますが、修理が必要でしょうか?
A.内部の部品が劣化している可能性があります。すぐに使用を中止し、修理を依頼してください。
Q.湯沸かし器の故障が原因で一酸化炭素中毒になることはあるのでしょうか?
A.湯沸かし器内でガスが不完全燃焼を起こすと、一酸化炭素が発生して中毒症状が出る場合もあります。命にかかわることもあるため、湯沸かし器から異臭や異音がするときは使用を中止してください。
Q.湯沸かし器の取りつけは自分でもできますか?
A.ガス管や水道管をつなぐ必要があるため、専門の資格が必要です。必ず業者に依頼してください。
Q.電話やメールで悪徳業者を見抜くにはどうしたらよいでしょうか?
A.スタッフの言葉づかいや対応のスピードをしっかりとチェックしてください。「信用できない」と感じた場合は、利用しないほうがよいでしょう。
まとめ
湯沸かし器の故障や修理について詳しくご紹介しました。湯沸かし器に不具合が起きたとき、最も大切なのは迅速な対応です。修理を依頼する業者は、即日対応が可能で豊富な経験を持つところを選ぶようにしましょう。ぜひこの記事を参考にして、湯沸かし器の故障という問題を解決してください。