「お風呂が寒い」の悩みを解決する対策は? リフォームの効果も紹介
2020/03/05
2020/03/10
「お風呂が寒いので何とかしたい」とお考えではありませんか? 入ってしまえば温かいお風呂ですが、入るまでが寒いと嫌になってしまいますよね。いつでも快適に入浴できるよう、何とか対策を考えたいものです。
この記事では、お風呂が寒いことによる問題点やすぐできる寒さ対策・効果的なリフォーム方法などを詳しくご紹介しましょう。
この記事を読むことで、お風呂場の寒さが原因で起こるリスクや、寒さ対策のポイントなどが分かるはずです。
1.お風呂場が寒いことによる問題点は?
まずは、お風呂場が寒いことで怒る問題点について解説しましょう。
1-1.ヒートショックが起こる可能性
お風呂場の寒さはヒートショックを引き起こす可能性があります。ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が激しく変動することです。全身が冷えた状態から熱いお湯に入ると、このような症状が起こることがあります。ヒートショックにより失神してしまい、浴槽の中でおぼれてしまう例や、心筋梗塞・脳梗塞を引き起こしてしまう例もあるのです。
1-2.お湯が冷めやすい
お風呂場の寒さが原因で浴槽のお湯が冷めやすくなるという問題点もあります。お風呂に入っている間にお湯が冷めてしまい、次の人が入る前に追い炊きが必要になることもあるでしょう。そうなると、光熱費がかさんでしまいます。お風呂場をしっかり暖めて追い炊きの回数を減らしましょう。
2.すぐできるお風呂場の寒さ対策を紹介
今すぐ自分でできるお風呂場の寒さ対策には、どのようなものがあるのでしょうか。
2-1.お風呂場内を暖めてから入浴する
入浴前にお風呂場全体を暖めておけば、寒暖差をなくすことができます。たとえば、浴槽にお湯をためるさい、フタを全開にしておくとよいでしょう。お湯が冷めないように半分くらいフタをしてためる人も多いと思います。しかし、フタを全開にしておけば蒸気でお風呂場が暖まりやすくなるのです。また、シャワーを使って熱いお湯をお風呂場内にかけておくのもよいでしょう。
2-2.脱衣所に暖房器具を置く
脱衣所に暖房器具を置き、脱衣所と浴室内の寒暖差を縮める方法もおすすめです。ハロゲンヒーターやファンヒーターなど、脱衣所に最適なサイズの暖房器具が市販されています。入浴の1時間ほど前から電源を入れておけば十分に暖めることができるでしょう。
2-3.グッズを活用する方法も
グッズを使った寒さ対策も効果的です。たとえば、洗い場の床に断熱マットを敷けば床の冷たさを和らげることができます。また、お風呂場に窓があると冷たい外気が入り込んでくる恐れがあるため、断熱効果のあるシートなどを窓ガラスに貼っておくのもよいでしょう。
3.お風呂の寒さ対策にはリフォームもおすすめ
リフォームによるお風呂の寒さ対策について詳しくご紹介しましょう。
3-1.在来工法からユニットバスに変更する
在来工法のお風呂は、ユニットバスに変更する方法が寒さ対策に効果的です。在来工法とは床や壁・天井などを組み合わせて作るお風呂場のことをいいます。一方のユニットバスは浴槽・床・壁・天井が一体化しており、住宅の中にそのまま組み入れるため、二重構造になるのが特徴です。そのため、在来工法に比べて断熱性や保温性にすぐれています。
3-2.部分的に断熱リフォームをする
浴室の床や壁・天井・窓などを部分的に断熱リフォームする方法もあります。断熱材を入れる・断熱塗料を施すなど、方法はさまざまです。お風呂場の窓に内窓を取り付け、冷気の侵入を防ぐのもよいでしょう。部分的なリフォームをすることで、お風呂場内の暖かい空気が屋外に逃げにくくなり、屋外の冷たい空気がお風呂場内に入ってくるのを防ぐことができます。
3-3.浴室暖房を導入する
浴室暖房を導入することで手軽に寒さ対策をする方法もおすすめです。電源を入れるだけで浴室内を暖めることができるため、簡単に寒さ対策ができます。天井埋め込みタイプや壁掛けタイプがあり、既存の換気口を利用して設置できるものも人気です。暖房機能だけでなく、換気や衣類乾燥・涼風・ミストサウナ機能など、さまざまな機能が搭載されたものがあるため、チェックしてみるとよいでしょう。
4.リフォーム業者を選ぶポイント3つ
お風呂場の寒さ対策リフォームを依頼するにあたって、業者選びのポイントを知っておきましょう。
4-1.豊富な実績があるか
まずは、実績をチェックしましょう。断熱リフォームの実績が豊富な業者は、確かな技術と知識を持っていると考えられるため、安心して工事を任せることができるはずです。単に営業年数が長いというだけでなく、過去にどのようなリフォーム工事をどのくらい行っているのかを確認してください。
4-2.見積書の内容は明確か
見積書の内容もしっかりチェックすることをおすすめします。どんな作業にどのくらいの費用がかかるのか、詳細を記載しているか確認しましょう。「工事一式」というように大ざっぱな書き方をしている業者は注意が必要です。後から高額な追加料金を請求するような悪徳業者である可能性も高いでしょう。
4-3.アフターフォローや保証内容はしっかりしているか
リフォーム後、万が一トラブルが発生したときのために、アフターフォローや保証内容についても確認しておきましょう。トラブルにすぐ対応してもらえるか・工事後の無料点検をしてくれるかなどをチェックし、安心して任せられる業者を選んでください。
5.お風呂の寒さ対策に関するよくある質問
「お風呂の寒さ対策をしたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。
Q.お風呂場が寒くなる原因は何でしょうか?
A.断熱性が低く外気の影響を受けやすいこと・換気扇や窓からすき間風が入ってくることが主な原因です。
Q.在来工法からユニットバスに変更する場合、費用はどのくらいかかりますか?
A.お風呂場の広さや設備のグレードにもよりますが、90万~100万円前後が相場です。
Q.入浴中は換気扇を止めたほうがよいでしょうか?
A.入浴中は止めるべきです。入浴後すぐ換気扇を回せばカビが生える心配はないでしょう。
Q.特にヒートショックを起こしやすいのはどんな人ですか?
A.65歳以上の人や、生活習慣病・不整脈などを患っている人・肥満体型の人・飲酒後に入浴することが多い人などは、特に注意が必要になります。
Q.リフォーム費用を少しでも安くするためのコツを教えてください。
A.複数のリフォーム業者に無料見積もりを依頼し、比較して選ぶことです。最初から1社に絞るのではなく、複数の見積もりを見て、大まかな相場を把握しておきましょう。
まとめ
今すぐできるお風呂場の寒さ対策やリフォームの種類・業者選びのポイントなどを詳しくご紹介しました。お風呂場が寒いと快適なバスタイムを過ごすことはできません。冬場も暖かいお風呂場にするために、リフォームも検討してみるとよいでしょう。ぜひこの記事を参考に、「お風呂場が寒い」という悩みを解決してください。