【必見】お風呂の湯冷め防止法を知りたい! 押さえておきたい5つのポイント

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これから朝晩が冷え込む時期がやってきます。特に冷え性の人は、体を温める方法について知りたいと思っているでしょう。体を温める方法の1つが、入浴です。しかし、お風呂に入ったのに入浴前より体が冷えていると感じたことはありませんか? そんなときは、湯冷めしているのでしょう。

「お風呂に入ってもすぐ湯冷めしてしまう」「湯冷めはなぜ起こるのか?」「湯冷め防止方法を知りたい」そんな人たちのために、湯冷めの原理や症状、防止方法についてまとめてみたいと思います。

  1. 湯冷めの原理
  2. 湯冷めを防ぐための方法

1.湯冷めの原理

1-1.なぜ湯冷めするの?

お風呂に入って体が温まったはずでも、お風呂から出て時間がたつと体が冷えている。そんな経験をしたことは誰にでもあるでしょう。入浴後、部屋で用事を済ませている間に、お風呂に入る前よりも体が冷えているのを感じてしまうのです。湯冷めは「入浴後に体が冷えて寒く感じること」を言います。

では、なぜ入浴によって温まった体が冷えてしまうのでしょうか。お風呂に入ると体は温まります。しかし、上がりすぎた体温を元に戻そうして体の機能が働いてしまうのです。汗をかいたり血管を広げたりすることで、熱を体外に放出しようとします。お風呂から上がっても体は外気の環境変化についていけず、毛穴や血管が開いたままの状態になっているのです。その結果、熱放出が過剰になり、体温はどんどん低下してしまいます。

また、湯冷めには気化熱の原理も関係していることをご存じでしょうか。お風呂上りに髪の毛や体についている水滴が蒸発する際、熱を奪ってしまうのです。よく「汗をかいた後そのままにしておくと風邪をひきやすい」と言われます。この原理と全く同じでしょう。

1-2.湯冷めをすると風邪をひくのはなぜ?

「湯冷めをすると風邪をひく」と小さいころから言われてきた人は多いでしょう。なぜ、湯冷めをすることで風邪をひきやすくなるのか、そのメカニズムを考えてみたいと思います。

まず、湯冷めをして体が冷えると神経が刺激され、粘膜の炎症が起こるのです。粘膜に炎症が起こるとウィルスに対する抵抗力が弱くなり、風邪をひきやすくなります。つまり、湯冷めをすることで体内がウィルスの活動しやすい状態になってしまう、ということです。

さらに、ウィルスと戦う免疫力も同時に低下します。特に、冬場の寒い脱衣所は乾燥しているため、温かいお風呂場よりもウィルスが漂いやすい場所です。お風呂上がりの脱衣所で湯冷めをし、ウィルスを体に取り込んでしまう可能性は高いでしょう。

湯冷めは体のメカニズムで起こるんですね。
はい。だからこそ、保温が大切です。

2.湯冷めを防ぐための方法

2-1.足に冷水をかける

人間には体温調節機能が備わっており、夏は汗をかくことで体温を下げ、冬は毛穴を引き締めて体温が下がるのを防ぎます。冬にお風呂に入って湯冷めするのは、温まって毛穴が開いた状態のまま体温が下がってしまうためです。この状態を防ぐためには、お風呂上りに毛穴を引き締めてあげる必要があります。しかし、家庭のお風呂場で冬に水風呂に入るのは抵抗があるでしょう。

おすすめなのは、足に冷水をかける方法です。入浴後に脱衣所で体を拭いたら、シャワーを冷水にして足首に10~15秒かけてください。冷えるときは足先からくる人がほとんどです。その作用を利用して、温まった足先に冷たいシャワーをかけましょう。毛穴が引き締まり表面体温は下がりますが、体内温度は下がることはありません。この方法は湯冷め防止に大変効果的です。

2-2.脱衣所を温めておく

浴室は温かいのに脱衣所が寒い。このように、お風呂から上がったときに急激な温度変化によって湯冷めしやすくなります。急激な温度差は高齢者の死亡原因としても有名ですが、湯冷め対策としてもしっかり考えておかなければならないでしょう。冬場は暖房器具を脱衣所に置くなどして、入浴前に温めておくようにしてください。

2-3.入浴剤を使用する

入浴剤には温浴効果があるため、特に冬場は入浴剤を使用することをおすすめします。入浴剤にもいくつか種類があり、湯冷め防止には無機塩類系入浴剤か炭酸ガス系入浴剤がよいでしょう。無機塩類系入浴剤には、皮膚表面のたんぱく質と結合して膜を形成する効果があります。

この膜が体の熱が出ていくのを防ぐため、入浴後の保温効果に大変優れているのです。炭酸ガス系入浴剤は、炭酸ガスの血管拡張作用を利用して体を温めます。お湯に溶けた炭酸ガスは直接血管の筋肉へ働きかけ、血管を広げるのです。血管が広がると血液量が増えるため、全身の新陳代謝が促進されます。体の心まで温まることができるでしょう。

2-4.ぬるめのお湯で芯まで温まる

寒い冬は体を温めたくて熱いお湯につかりたくなる人も多いでしょう。実際に冬場は42度以上の熱めのお風呂に入っている人が多くなっています。しかし、湯冷め防止としては逆効果だということをご存じでしょうか?

血液の流れを良くするためには、ある程度長めにお風呂につかる必要があります。熱めのお風呂だとのぼせてしまうため、あまり長く入っていることはできないでしょう。38~40度くらいのぬるめのお湯に10~15分ほどつかるようにしてください。ぬるめのお湯にゆっくりつかることで、血管が広がって血液循環がよくなり、体を芯まで温めることができます。

2-5.入浴後の注意点

入浴後も湯冷め防止のために中止しなければならないことはたくさんあります。まず、お風呂から上がったらすぐに体を拭き、肌を乾かしましょう。髪の毛がぬれていることも体温を奪う原因になるため、早めにドライヤーをかけるようにしてください。気化熱による湯冷めは、習慣によって防ぐことが十分に可能です。そのほか、入浴後の注意点には以下のようなものがあります。

  • 靴下を履く
  • ボディークリームを塗る
  • いつまでも薄着でいない
  • 温かい飲み物を飲む
  • なるべくすぐ寝ないようにする
湯冷め対策はいろいろあるんですね。
はい。自分に合ったものを選んで実践しましょう。

まとめ

湯冷めを防ぐ方法についてご紹介しました。

  • 湯冷めの原理
  • 湯冷めを防ぐための方法

「お風呂上りにすぐ湯冷めしてしまう」「湯冷めを防ぐための方法を知りたい」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。