給湯器の掃除方法は? 給湯器をいつまでも快適に使うためのノウハウ!
2016/11/15
2020/06/17
給湯器があると、いつでも使いたいときにお湯を使うことができて便利ですよね。特に、冬場には温かいお湯が出ることで寒い思いをすることも無く快適に暮らすことができます。温かいお湯をふんだんに使うことができるおかげで、お風呂でもキッチンでも困ることは無いでしょう。もはや、給湯器は私たちの生活に欠かすことができないものと言っても過言ではありません。しかし、皆さんは、普段から給湯器の掃除をきちんと行っているでしょうか。給湯器も使用していくうちに水あかや汚れが溜(た)まっているものです。給湯器をいつまでも快適に使うためにも、きちんと掃除をしましょう。
今回は、給湯器の掃除方法について詳しく解説します。
記事を読んだ人は、給湯器の掃除について詳しくなることができます。給湯器も正しく掃除しないと危険なため、ぜひきちんとした知識を身に付けてください。給湯器の寿命を延ばすためにも、掃除方法について学んでいきましょう。また、掃除以外の点検ポイントやメンテナンスについても触れます。給湯器を長く安全に使用するためにも、ぜひ読んでみてくださいね。
1.給湯器の掃除について
まずは、給湯器の掃除についての基本を学びましょう。掃除の必要性やメリットについても触れることにします。
1-1.給湯器にはどんな種類があるか
給湯器の種類には、主に以下のようなものあります。
- ガス給湯器
- 石油給湯器
- 電気給湯器
- ハイブリッド給湯器
- 太陽光給湯器
上記のうち、家庭用としてはガス給湯器や電気給湯器が主流になっています。
1-2.給湯器の掃除の必要性やメリットを考える
給湯器の掃除の必要性や、メリットについて考えてみましょう。給湯器は、ほぼ毎日使用するものです。お風呂だけでなく、キッチンでの洗いものにも重宝しますよね。しかし、給湯器にも溜(た)まった汚れやほこりは不具合の原因にもなるため、きちんと掃除をする必要があるのです。また、掃除をすると給湯器が長持ちするだけでなく、故障を防ぐことができるというメリットもあることを覚えておきましょう。
2.給湯器の掃除方法は?
給湯器の掃除方法について、詳しく学ぶことにしましょう。どんなポイントに気を付けて掃除を行うべきかしっかり理解してください。
2-1.給湯器の掃除方法を詳しく解説
給湯器の掃除の前に、頭に入れておくべきことをご紹介します。効率よく掃除を進めるためにも、確認しておきましょう。
2-1-1.日常的な掃除方法
日常的な掃除は、ごく簡単なものです。たとえば、給湯器の外側の汚れをチェックして汚れていたときに拭(ふ)く程度で構いません。ひどい汚れをみつけたときは、中性洗剤を薄めた水を使って拭(ふ)いてみましょう。中性洗剤を使った後は、水拭(ぶ)きと仕上げのから拭(ぶ)きを忘れないでください。また、フィルターにゴミが溜(た)まっているときは外して水洗いをした後、よく乾かしてから取り付けておきましょう。
2-1-2.給湯器のどこをどのように掃除するか
給湯器のどこをどのように掃除するべきかについては、以下をご覧ください。
- 本体の外側:水拭(ぶ)き・から拭(ぶ)きをする
- フィルター:取り外して水洗いをする
- 配管部分:ほこりが付いていたら取り除く
なお、給湯器の使用説明書には掃除の仕方の説明が載っていることも多いです。給湯器の仕組みも理解できるため、読んでみましょう。
2-1-3.給湯器の掃除方法のチェックポイント
給湯器の掃除方法にかんしては、以下のポイントをチェックしましょう。
- 必要な部分はすべて掃除したか
- 部分ごとに適切な掃除方法を行っているか
- 掃除のときに取り外した部分はきちんと戻したか
- 掃除後に使用して不具合は出ていないか
給湯器の掃除をするときには、必要な部分以外は取り外しや分解を行わないようにしましょう。素人が勝手な判断で進めてしまうことは、故障やトラブルの原因となります。
2-1-4.給湯器の掃除のコツや便利なグッズ
給湯器の掃除は、掃除をする手順を事前に決めておくと効率よく作業ができます。また、きれいな部分から始めて汚れがひどい部分を最後にすると楽です。また、市販の掃除用具でも細かな部分まで掃除をしやすいグッズがたくさん出ていますので活用しましょう。簡単な掃除グッズとして、割りばしや竹串にキッチンペーパーを巻いて輪ゴムで止めたものなども掃除のときに重宝するので試してみてください。しつこい汚れには、赤ちゃんのお尻拭(ふ)き用シートも役に立ちますよ。
2-1-5.安全チェックもやっておくこと
給湯器の掃除をした後は、安全チェックもやっておきましょう。チェックするべきポイントにかんしては、下記を参考にしてください。
- 本体の変形や破損は無いか
- 排気口付近に黒いすすが付着していないか
- 水漏(も)れが発生していないか
- 運転中の異音や異臭は無いか
- 配管が外れそうになっている部分は無いか
安全に給湯器を使うためにも、普段からの心掛けが大切ですよ。
2-2.給湯器の保守点検について
給湯器を安全に使うためにも、業者による保守点検を受けることが大切です。現在販売している給湯器は、安全な使用を目的として10年ごとに法定点検を受ける義務があります。2009年以降に購入した給湯器を使用している場合は、業者から法定点検の案内が来るはずです。給湯器の寿命は約10年であるため、特に不具合を感じなくても法定点検は必ず受けてください。
2-3.給湯器の掃除方法にかんする注意点
給湯器を掃除するときは、ひとつずつの作業を丁寧に行いましょう。給湯器は、ガスや電気を使っているため、雑な掃除をすることは故障の原因となるので注意してください。掃除をしていて異常を感じる部分があった場合は、速やかに業者に連絡してプロの目でチェックしてもらいましょう。掃除のときに発見した不具合によって、大きな事故を防ぐことができた例もありますよ
3.給湯器の点検・メンテナンスについて
ここでは、給湯器の点検・メンテナンスについて学びましょう。適切な点検やメンテナンスを受けることは、給湯器を安全に使用するためにも不可欠です。
3-1.給湯器の業者選びのポイント
給湯器の点検やメンテナンスは、給湯器販売業者に依頼することができます。いい業者を選ぶためのポイントについては、以下を参考にしてください。
- 給湯器にかんする知識が豊富にあること
- 給湯器の点検やメンテナンスに力を入れていること
- 年中無休で相談や対応をしていること
- 希望の日時に来てくれること
- 点検やメンテナンスの費用がリーズナブルであること
- 親切で丁寧な対応をしていること
- 新規購入を無理にすすめてこないこと
- 顧客からの評判が良いこと
給湯器の点検やメンテナンスは、信頼のできる業者に依頼しましょう。サービスのいい業者からは、給湯器の使い方にかんする的確なアドバイスももらえますよ。また、年中無休で対応している業者はさらに安心です。なお、業者選びのときには以下もご覧くださいね。
3-2.給湯器の定期メンテナンスについて
給湯器は、定期メンテナンスを行うことをおすすめします。毎日使用するものですから、いつ不具合が起きるとも限りません。定期メンテナンスをすることは、思わぬ事故やトラブルを防ぐためにも必要です。給湯器も精密機器のひとつですから、内部の部品も徐々に経年変化で劣化していきます。安心して毎日使うためにも、定期メンテナンスを行いましょう。
3-3.給湯器の点検やメンテナンスに必要な料金
給湯器の点検やメンテナンスにかんして、必要な料金にかんしては業者によって異なります。しかし、有料点検となる場合は1回に付き数千円程度が目安です。有料点検は、プロが細かなチェックを行ってくれるので素人が行うよりも確実と言えます。数千円の費用で安心して使うことができるのなら妥当と考えてください。
3-4.給湯器の点検やメンテナンスの問い合わせ先
給湯器の点検やメンテナンスにかんする問い合わせ先は、給湯器の販売・メンテナンスを行っている業者となります。年中無休で対応していて評判のいい業者なら、安心して依頼できるので検討してください。フリーダイヤルやインターネットの問い合わせフォームにより、気軽に問い合わせできますよ。なお、一例として下記もご覧くださいね。
3-5.給湯器の点検やメンテナンスにかんする注意点
給湯器の点検やメンテナンスが重要であることは、確かなことです。しかし、毎日問題なく使用していると重要性を忘れてしまうことも多いでしょう。そのため、給湯器の点検やメンテナンスの案内が届いても放置してします人もいます。給湯器は、正しく使用するだけでなく点検やメンテナンスをこまめに行うことも大切であることをもう一度思い出してください。実際の作業時間は、1時間程度で終わります。点検が面倒くさいと感じても、家族の安全を守るためには必要不可欠なことだと認識しましょう。
4.給湯器の掃除についてよくある質問
給湯器の掃除について、よくある質問に回答します。安全に掃除をするためにも、不安は取り除いておきましょう。
4-1.給湯器の掃除は毎日行うべきでしょうか?
給湯器の掃除は、毎日は行う必要はありません。しかし、できるだけこまめに行うことをおすすめします。少なくとも、1週間に1回は掃除を行いましょう。掃除の目的は、単に汚れをきれいにするだけではありません。適切な掃除をすることによって、給湯器の故障を防いだり寿命を延ばしたりする意味があることを理解してくださいね。
4-2.掃除をしている途中に気分が悪くなる場合の原因は?
給湯器の掃除をしている途中に気分が悪くなる場合にも、いくつかの原因があります。まずは、もともと自分の体調が悪くなっていた場合ですね。体調が悪いときには無理に掃除を行うことをやめて、十分な休息を取ったり必要な治療を受けたりしてください。注意したいのは、給湯器の故障によるものです。たとえば、ガス給湯器や石油給湯器の場合は、給湯内で不完全燃焼をしたことによる一酸化炭素による中毒の可能性もあります。いずれにしても、気分が悪くなったらすぐに換気をしたり風通しのいい場所に移動したりしてください。一酸化炭素中毒の疑いがある場合は、速やかに病院に行きましょう。
4-3.給湯器の掃除を数年していませんが業者に依頼した方がいいですか?
給湯器の掃除をまったくしていない人も、多くいます。数年の汚れは、こびり付いていたり細かなすき間に入り込んでいたりしてなかなか取りにくいものです。確かに、思いきって業者に掃除を依頼するのもいい方法と言えます。業者に掃除を依頼するとき、同時に保守点検も行ってもらうと安心です。費用は掛かりますが、やってもらう価値はありますよ。
4-4.給湯器の点検を無料で行う業者を利用して大丈夫ですか?
最近は、業者がいきなり訪問してきて「給湯器の無料点検サービスを行っている」と告げることが多いです。しかし、無料で点検を行う業者の多くは悪徳業者なので注意しましょう。悪徳業者の目的は、給湯器の点検そのものではありません。点検の結果不具合があったことにして、新規購入をすすめることなのです。そもそも、点検のために連絡も無しに業者がやってくることはありません。基本として、事前に業者から点検時期のお知らせが来てからの対応となりますので、引っ掛からないようにしましょう。
4-5.給湯器の点検は夜間でも対応してもらえますか?
都合により夜間に点検をしてもらいたい場合は、夜間対応をしている業者を探しましょう。ただし、24時間問い合わせや相談を受け付けている業者であっても、点検作業は夜間対応をしていない業者が多くなります。たとえば、平日の都合が悪い場合は、土日祝日の昼間に対応可能な業者を探して依頼してください。給湯器の点検は重要なことですから、忙しい場合でもどこかで都合を付けて点検をしてもらいましょう。
まとめ
今回は、給湯器の掃除について必要な知識を詳しくご紹介しました。給湯器は、毎日の暮らしを豊かにするために欠かすことができないものと言えます。特に、寒い時期は給湯器が無くては困るはずです。しかし、給湯器もきちんと掃除をしないと汚れやほこりが溜(た)まって故障などの不具合が起きる原因になります。また、寿命も短くしてしまうものです。給湯器は、決して安いものではありません。寿命を長くするためにも、また、故障などを防ぐためにも、定期的に掃除をしましょう。