風呂の暖房にお悩みの人は必見! 寒い浴室を賢くリフォームする方法!
2018/01/05
2018/01/26
冬場は、お風呂にゆっくりつかって温まると幸せを感じるものです。体の芯から温まることで、体調管理もしやすくなります。しかし、浴室が寒いと、浴槽から出たときなどに体が気温差によるショックを受け、体調を崩すおとがあるので注意しましょう。安心して入浴するためには、風呂の暖房を導入することがおすすめです。今回は、風呂の暖房について、詳しく解説します。
この記事を読むことで、風呂の暖房について詳しく分かり、風呂の寒さを解消するために必要な方法が分かります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.風呂の暖房はこんな場合におすすめ!
最初に、風呂の暖房がおすすめのケースやデメリットを解説します。
1-1.風呂の暖房がおすすめのケース
以下のような場合には、風呂の暖房をおすすめします。
- 冬場のヒートショックを防ぎたい
- 脱衣所が寒くてお風呂に入るのがおっくうになる
- 赤ちゃんや高齢者がいる
- 自分もしくは家族が病気の治療中である
1-2.風呂の暖房のデメリットは?
風呂の暖房を導入するときは、デメリットも十分に理解しておきましょう。
- 電気代・ガス代などの光熱費がかかる
- 暖房器具の購入費や工事費など、初期費用がかかる
- 暖房器具の定期的なメンテナンスが必要
- 暖房器具の種類や使い方によっては火事や一酸化炭素中毒の心配がある
2.風呂の暖房にはどんな種類がある?
風呂の暖房の主な種類や機能、注意点を詳しく解説します。
2-1.ガス温水式と電気式
風呂の暖房は、燃料の違いによってガス温水式と電気式に分けることができます。
<ガス温水式>
ガス温水式暖房機は、屋外に設置した熱源機によりお湯をわかし、循環させることで温めるものです。電気式と比べると設置費用がかかるため、初期費用が高くなる可能性があります。しかし、暖房効率がよく、早く温めることが可能です。
<電気式>
電気式暖房機は、熱源に電気を使用するタイプの暖房機です。電気なので、一酸化炭素中毒の心配がないことがメリットと言えます。ただし、暖房能力がガス温水式に比べると弱いため、冬場で特に外気温が低いときは、電力を多く消費するので注意してください。
2-2.壁掛け式と天井埋め込み式
<壁掛け式>
従来の浴室で、換気扇が浴室の壁にある場合に使われます。一軒家に多く見られ、コンパクト・軽量であることが特徴です。換気扇があれば、浴室だけでなく脱衣場などに専用器具で取りつけることもできます。
<天井埋め込み式>
天井埋め込み式は、浴室の天井に埋め込むものです。スマートなデザインで、新しい浴室には、天井埋め込み式が多く見られるでしょう。ダクトを使用した換気扇に取りつけるタイプで、マンションなどの機密性が高い集合住宅に向きます。
2-3.給湯暖房機
給湯暖房機とは、給湯と冷暖房が同時にできるものです。浴室暖房機のほかに、給湯器の導入を考えている場合は、給湯暖房機も候補に入れてみてください。給湯機能があれば、浴室だけでなく、キッチンで使用したり床暖房を採用したりすることもできます。
2-4.ほかの機能について
最新の給湯暖房機には、乾燥・換気・ミストなどさまざまな機能がついています。風呂の時間が、より快適で充実したものになるので、積極的に活用しましょう。また、雨の日や夜間に乾燥機能を利用し、洗濯ものを乾かすこともできるものも人気です。付加機能の内容も、機種選びのポイントにするといいでしょう。
2-5.風呂暖房の種類を選ぶときの注意点
風呂暖房の種類を選ぶときは、以下のポイントに注意してください。
- 浴室に合ったものか
- 暖房器具の価格・工事費用は予算内か
- 光熱費はどの程度かかるか
- メンテナンスの手間はどうか
- 付加機能はどんなものがあるか
選ぶときに迷ってしまうのなら、業者に相談しておすすめのものを紹介してもらうといいでしょう。
3.風呂の暖房を設置する方法
風呂の暖房を設置する方法について、詳しく解説します。業者選びのポイントも参考にしてください。
3-1.風呂の暖房の設置費用の目安
風呂の暖房の設置費用は、種類によって異なります。参考に、当給湯器設置・交換ガイドの一例をご覧ください。
- 電気式浴室暖房乾燥機1台(標準工事費用込み):77,000~126,000円
業者によっては、標準工事費が別途かかるところもあります。また、浴室の状態によっては、追加工事が必要になることもあるでしょう。実際の費用に関しては、業者に見積もりを依頼して確認してください。
3-2.風呂暖房の設置工事の流れ
風呂暖房の設置工事は、以下のように進みます。
- 依頼者からの連絡に基づき、業者が現場視察をする
- 業者が依頼者からの希望や現場視察の結果に基づき、見積もりを出す
- 依頼者が見積もり内容に納得した場合は正式契約となる
3-3.業者選びのコツを解説
風呂の暖房工事は、以下のポイントを満たす業者に依頼しましょう。
- 風呂の暖房工事で豊富な実績を持つ
- 顧客の希望や現場条件に合った暖房機器を提案している
- 見積もりだけなら無料
- 暖房器具本体・工事費用がリーズナブル
- 希望の工期に合わせてくれる
- スタッフの対応が親切で丁寧
- 顧客からの信頼が厚い
- アフターフォロー・メンテナンスが充実している
なお、当給湯器設置・交換ガイドでも、電気式浴室暖房乾燥機を中心に、お客様のご要望に応じて最適な機種をご提案しています。まずは、お見積もり依頼からお気軽にご利用ください。
3-4.風呂の暖房を設置するときの注意点
風呂の暖房を設置するときは、料金の安さだけで決めると失敗しやすいので注意しましょう。安くてもすぐに壊れる・アフターサービスが悪いのでは、実用的ではありません。まずは、前述した業者選びのコツを参考に、信頼できる業者を選ぶことが大切です。風呂の暖房で満足するためにも、気を抜かないようにしましょう。
4.風呂の暖房についてよくある質問
最後に、風呂の暖房についてよくある質問に回答します。それぞれ参考にし、役立ててください。
Q.風呂の暖房効率をよくするアイデアは?
A.風呂をわかした後、5~10分程度ふたを開けておくと、浴室が自然に温まるため、暖房の使用率を下げることができます。また、家族が続けて浴室を使用することも効果的です。また、浴室の窓やドアを開けたままにしないように気をつけてください。
Q.風呂の暖房は、入浴する前に使用するべきでしょうか?
A.入浴前だけでなく、入浴後も必要です。入浴後、温まった浴室から寒い脱衣所に出ることでヒートショックを起こすことがあります。入浴後、きちんと体をふいて衣服を着るまでは、油断しないでください。
Q.高齢者の入浴時の注意点は?
A.冬場のヒートショックと、脱水に気をつけてください。冬は、脱衣場や浴室の気温が低いと血圧が急上昇してしまい、脳疾患や心臓発作の原因になります。風呂の暖房をきちんと使って、寒さを感じさせないようにしましょう。また、1年中心配なのが発汗による脱水です。高齢者は、体内の水分量が少なく、体温調整がうまくいかないこともあるので気をつけましょう。脱水を防ぐために、入浴前後の水分補給を忘れないでください。
Q.風呂の暖房が故障したときはどうすればいいですか?
A.すぐに業者に連絡しましょう。業者に見てもらった結果により、修理・交換を考えてください。時間帯によっては、翌日以降に対応となります。冬場で特に寒い日は、体調不良を避けるためにも、できれば入浴を中止してください。入浴施設を利用することもおすすめです。
Q.風呂の暖房が故障する前兆は?
A.以下のような症状が出たときは、故障する前兆と言えます。業者に連絡し、修理もしくは買い替えを考えてください。
- 十分に暖まらない
- 異音がする
- いきなり止まってしまう
- パネル操作に反応しない
まとめ
今回は、風呂の暖房について詳しく解説しました。冬場は、脱衣場や浴室の気温が下がりやすいため、ヒートショックのリスクが高まります。安全・快適な風呂を実現するためには、暖房の導入が必要不可欠です。風呂の暖房を導入するためには、信頼できる業者に相談し、最適なものを選んでください。なお、暖房器具は購入後も定期的にメンテナンスが必要です。導入費用の安さだけでなく、アフターフォローが充実している業者を選ぶと、長く安心して使うことができるでしょう。