お湯洗いがもたらす美肌効果とは?3ステップで肌トラブルを防ぐ!
2016/02/15
背中や顔のニキビ・・・かゆみに抜け毛・・湿しんなど、あなたのその肌トラブルは、洗いすぎが原因かもしれません!毎日、当たり前のように使う洗顔料やシャンプー、石けんが肌に及ぼす影響をご存じでしょうか?キレイにしよう、美肌になりたいと使っているものが、実は肌トラブルや老化の原因になっているとしたら・・・。
そこで、最近注目されているのが「お湯洗い」です。お湯だけを使った、「お湯洗顔」や「湯シャン」と呼ばれる、入浴法が大流行(だいりゅうこう)しています。しかし、お湯だけで本当に汚れが落ちるのでしょうか。今日は、お湯洗いがもたらす美肌効果とお湯洗いのやり方についてご紹介していきます。肌の弱いお子様にもおススメの入浴法ですので、小さなお子様をお持ちのママさんもぜひ読んでみてくださいね。
1.その石けんが肌トラブルの原因?
最近、ちまたにあふれる石けんや洗顔料、シャンプーがもたらす影響が懸念されています。環境や体に与える悪影響が問題となっているのです。
私たちが何気なく使っている洗顔料やシャンプーには、界面活性剤といわれる洗浄剤が含まれています。一部の洗浄剤には、汚れを落とす力が強すぎて、肌を守っている皮脂膜・角質層までも壊してしまうことがありうるのです。これが石けんによる肌トラブルの原因。
そもそも、入浴では、余分な汚れを落とし、肌を清潔に保つことが目的。しかし、石けんや洗顔料、シャンプーに含まれる有害な成分が要因となり、肌のトラブルを抱えてしまう人が増えているのです。刺激の高いものを使い続けると、毛穴や皮膚から体内に浸透、残留することが報告されています。
1-1.間違いだらけのシャンプー
洗浄剤の悪影響で特に注意を呼び掛けているものが、合成界面活性剤の使われたシャンプーです。抜け毛や白髪、フケ、頭皮のかゆみ、湿疹を引き起こす原因といわれています。このような毒性の強いシャンプーを毎日使い続けることで、髪のキューティクルは破壊され、皮脂や髪のたんぱく質を溶かし、体に残留し続けるのです。
女性では、皮膚から吸収された化学物質が原因で、生理痛や子宮内膜症、不妊、子宮がんをはじめ、子宮系の病気の原因になるといわれています。特に妊婦さんは、成長過程の赤ちゃんに化学物質が届いてしまうかもしれません。
髪をキレイに洗うつもりで・・・頭皮の健康を考えて・・・と、日々繰り返す行動が、実は体に悪影響を与えている可能性があります。今はなんともなくても、発がん性の強い、毒性のあるものは、時間をかけて体内に蓄積されていくのです。
2.お湯洗いの美肌効果とは?
肌トラブルが全然治らないと悩んでいる方は、石鹸や洗顔料、シャンプーをやめてお湯洗いに変えてみてはいかがでしょうか?
洗浄剤で刺激されなくなった肌は、肌本来の美しさを取り戻すことができるかもしれません。
そこで、お湯洗いが肌にもたらす美肌効果をご紹介します。
2-1.頭皮への刺激軽減、抜け毛が減った
シャンプーで頭の皮脂を必要以上落としてしまうと、それを補うためにさらに皮脂が分泌されます。シャンプーをやめ、お湯だけでシャンプーをする「湯シャン」に変えると、頭皮と皮脂のバランスを取り戻し、頭皮を健康に保つことができるのです。その結果、抜け毛が減り、髪のボリュームが増加。ベタベタとした皮脂の悩みも改善されるといいます。
2-2.乾燥肌が潤う・べたつく肌もサラサラに
肌の表面にあるバリア機能は、2ミリくらいの薄さしかありません。適度な皮脂で膜を作り守っているのですが、強い洗浄剤を使うと、肌に必要な皮脂まで洗い流すことに。これが原因で肌は乾燥し、かゆみを引き起こします。また、足りない油分を補おうと、余計な皮脂がたくさん出るため、べたつきの原因に。毛穴をうめるほど皮脂が出て、ニキビや吹き出物に悩まされるようになります。お湯洗いに変えると、肌本来のバリア機能を取り戻し、皮脂の過剰分泌や乾燥が改善されるのです。
2-3.シミやしわの予防に
肌のバリア機能が失われると紫外線の影響も受けやすく、シミの原因となります。また、ニキビなどの炎症もシミとして残りやすく、注意しなければいけません。しわは乾燥によるものが大きく、界面活性剤が原因で老化を早めてしまう可能性もあるのです。お湯洗顔に変えた肌は、油分と水分のバランスを取り戻し、シミやしわの原因となるトラブルを防ぎます。
2-4.経済的な面でもうれしいメリット
石けんや洗顔料、シャンプーを使わなくなると、購入しなくてもよくなりますので経済的です。子供用、大人用、女性用など、いくつものシャンプーや石けんを購入していたご家庭では、負担がとても少なくなりますよね。環境にもお財布にも優しいメリットです。
3.お湯だけで本当に汚れが落ちる?
ここまで、洗浄剤の怖さ、お湯洗いのメリットについてお話してきました。しかし、「本当にお湯だけで汚れが落ちるの?」と疑問に思われている方も多いと思います。特に体臭や髪の毛の臭いが気になるのではないでしょうか?人の皮膚には、臭いの原因となる皮脂や悪玉菌を食べてくれる「常在菌」という菌が存在しています。しかし、洗浄剤を使うことによりこの菌が全滅。常在菌がいなくなると細菌やカビが増え、これが臭いの原因となります。汚れも同じで、常在菌が肌の健康を維持していますので、お湯だけで十分汚れは落ちるのです。常在菌が全滅した状態では、しばらく肌の状態は不安定、皮脂が酸化して臭ってしまうのは仕方がありません。肌本来のバランスを取り戻せば、余分な皮脂や乾燥に悩まされず、安定した肌になりますので、汚れることも少なくなります。
4.お湯洗いのやり方
お湯洗いのやり方を4つのステップでご紹介します。
4-1.お湯洗顔のやり方
おススメは朝は水だけ、夜はお湯で洗う方法です。朝は、水をバシャバシャと顔にかけるだけでOK。水を使うと毛穴が引き締まり血色がよくなります。その後、水分をタオルで優しく押さえてください。夜は35度くらいのぬるま湯で優しくバシャバシャしながら洗いましょう。人の肌は35度前後で汚れや皮膚が溶け出すといわれています。このとき、こすらず優しく洗ってください。顔に直接シャワーをかけてもいいです。人の肌の生まれ変わりは28日ほど必要。すぐに結果が出なくても様子を見た方がいいでしょう。肌の刺激が最も強い、クレンジングを使わないので、メイクはお湯で落ちるパウダー系を選びましょう。肌がキレイになれば、メイクもパウダーで十分です。
4-2.湯シャンのやり方
湯シャンのコツは、急に湯シャンに変えるのではなく、徐々に移行していくことです。最初のうちは、2日~3日に1回湯シャンをするくらいがおススメ。移行するときは、シャンプーを使う前に、まずお湯で汚れを落とします。シャンプーの量も減らし、手のひらで泡立ててから使うと少しの量でも洗いやすいです。それから、徐々に、シャンプーをなくしていきましょう。
お湯での洗い方は、頭皮を指の腹でマッサージするように優しく細かく動かして洗います。髪の毛というよりは、頭皮を中心に洗いましょう。シャンプーで全滅していた常在菌が戻るには数か月かかることもあります。それまでは臭いが気になるかもしれません。髪の毛を洗った後はすぐに乾かしましょう。濡(ぬ)れたままだと雑菌が繁殖、臭いの原因になってしまいます。
4-3.お湯だけで体を洗おう
体を洗うときは、肌に優しい綿素材の手ぬぐいなどで優しく、クルクルと円をかくように洗います。ナイロン系のタオルは肌を傷つけますので使いません。子供の場合も同じです。湯船にはしっかりとつかり、毛穴を開かせると汚れも落としやすくなります。デリケートゾーン、わきの下など、どうしても気になる方は、無添加の素材の石けんを部分的に、少しだけ使うとよいでしょう。
5.まとめ
いかがでしたか?お湯洗いがもたらす美肌効果とお湯洗いのやり方についてご紹介しました。
- その石けんが肌トラブルの原因?
- お湯洗いの美肌効果とは?
- お湯だけで本当に汚れが落ちる?
- お湯洗いのやり方
石けんやシャンプーがこんなに肌に悪いとは、知らなかった方も多いのではないでしょうか?
当たり前だと思っていた行動が、逆にトラブルを生む原因となっているなんて、驚いたかもしれませんね。お湯洗いの効果を感じるには、人の肌が生まれ変わる28周期が目安。もし今肌トラブルを抱えているとしたら、まずは1か月だけ、お湯洗いを実践してみてはいかがでしょうか?